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草に産み付けられた卵塊を守るタガメ=姫路市内
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草に産み付けられた卵塊を守るタガメ=姫路市内

 日本最大の水生昆虫で里山などに生息するタガメの売買や販売目的の捕獲が、10日から禁止された。業者による乱獲が後を絶たないためだ。カエルや魚などを獲物にし「水中のギャング」「田んぼの王者」とも呼ばれるタガメ。かつては全国各地にいたが、近年は姿を見るのも困難になっている。

 タガメの体長は50~70ミリ。カメムシの仲間で成虫は空を飛ぶこともできる。小魚やカエルなどを鎌状の前脚で捕らえ、注射針のような口を突き刺し消化液を注入し、溶かした肉を吸い取る。産卵期は6月ごろで、水上の植物の茎などに雌が卵塊を産み付け、かえるまで雄が水を掛けるなどの世話をする。生息地の破壊や農薬の影響などで激減している。

 環境省によると、2015~19年にオークションサイト「ヤフオク!」で販売されたタガメは1528件。うち142件が「天然」など野外捕獲をうたっていた。タガメは飼育繁殖も可能だが、餌の豊富な野外で育てた方が大きく成長しやすいとされ、高値がつく傾向がある。

 環境省は、こうした売買が続けば絶滅の恐れが高まると判断。今年1月に種の保存法の政令を改正し、「特定第2種国内希少野生動植物種」に指定した。違反すると、個人の場合5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科されるが、趣味の採集などは規制の対象外だ。

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