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タッチパネル式のパソコンで授業を受ける児童=猪名川町、松尾台小学校
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タッチパネル式のパソコンで授業を受ける児童=猪名川町、松尾台小学校

 兵庫県内の全ての公立小中学校で、本年度中に児童生徒1人1台のタブレット端末が行き渡る見通しになった。新型コロナウイルス感染拡大を受け、教育現場への情報通信技術(ICT)の導入が求められるようになったため、市町の教育委員会が国の事業を活用、予定より2年前倒しで環境を整える。オンライン授業の充実が期待される一方、教職員がどう使いこなし、学びにつなげるかが課題になっている。(斉藤絵美)

 感染拡大に伴う長期休校後に取り入れた猪名川町立松尾台小学校。どんな変化があるだろうか。4年生の算数の授業を訪ねた。

 「6÷2」「60÷20」「600÷200」、どれも答えが同じ「3」になるのはなぜか? この日の学習目標だ。担任の男性教諭(33)が「プリントを配ります」と声を掛け、タブレット端末のボタンを押すと、児童の端末に「プリント」が表示された。

 端末はタッチパネル式。画面に触れてファイルを開くと、1円玉、10円玉、100円玉の絵が。男性教諭が「これを使って5分で考えましょう」と指示し、児童は指で硬貨を動かしたり、2枚ずつ丸で囲んだりしながら考えを整理し始めた。

 従来は画用紙を切るなどして硬貨を準備していた。男性教諭は「負担が減りました」とうなずいた。授業を受けた女児(10)も「便利で操作が面白い。勉強も楽しくなった」。

 小中学生に1人1台のタブレットやパソコンを貸与する国の事業「GIGA(ギガ)スクール構想」を活用し、県内の全市町の教育委員会が2020年度中に小中学生約40万人分のタブレットをそろえ、学校の無線LAN整備も終える見込みだ。

 猪名川町では6~7月に全小中学生分を配備し、多くの学校が夏休み明けに授業で使い始めた。休校時のオンライン授業などにも利用するという。

 課題は教職員がいかに効果的に使いこなすか。松尾台小でも当初は戸惑う教職員もいたが、社会科で兵庫の特産品を調べる際にインターネット検索を活用したり、理科の実験を動画で撮影して見返したり、工夫しながら取り入れている。

 男性教諭は「ノートに書き込むことも重要。どこまで活用するかの見極めは難しいが、使える機会には迷わず使いたい」と話した。

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