神戸大(神戸市灘区)は25日、任期満了に伴う武田廣学長(71)の後任に、医学研究科長の藤澤正人氏(60)=腎泌尿器科学=を選んだ、と発表した。15代目の学長で、任期は2021年4月1日から4年間。
藤澤氏は同大医学部医学科出身。05年、大学院医学系研究科教授になり、同大医学部付属病院長や学長補佐などを歴任。19年に医学研究科長に就任した。
ロボット手術の国内におけるパイオニアとして多くの共同研究に携わってきた。今年8月にはメディカロイド社(神戸市)と国産初の手術ロボットを開発、薬事承認を受けた。
藤澤氏は「社会の価値軸が多様化、複雑化、流動化する中、危機意識を絶えず持ってリーダーシップを発揮していきたい」とコメントした。(斉藤絵美)
