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「モトコーのタイムスリップしたような空間が好き」と話す、福本ヒデさん(左)と宮崎みよしさん=神戸市中央区元町高架通、プラネットアース
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「モトコーのタイムスリップしたような空間が好き」と話す、福本ヒデさん(左)と宮崎みよしさん=神戸市中央区元町高架通、プラネットアース
「つながる」と「ワールド」の造語「つながールド」をテーマとした2人展の会場=神戸市中央区元町高架通、プラネットアース
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「つながる」と「ワールド」の造語「つながールド」をテーマとした2人展の会場=神戸市中央区元町高架通、プラネットアース

 社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」のメンバー、福本ヒデさん(50)=東京都=らによる2人展「つながールド」が、神戸市中央区元町高架通のギャラリー兼カフェ「プラネットアース」で開かれている。いつもの風刺ではなく「繋(つな)がり」がテーマ。同施設を運営する美術家宮崎みよしさん(76)と共に、それぞれが制作した絵画や立体作品など計40点を並べる。10日まで。(長嶺麻子)

 安倍晋三元首相ら政治家らに扮(ふん)し、さまざまな時事ネタを扱うことで知られる福本さん。「永田町絵画館」など、風刺画の著書もある。数年前から心象画なども手掛けるが、「風刺画は反応が分かりやすいけど、美術は難しい。やってみると自分の視野の狭さに気付かされる」と普段の活動との違いを語る。

 宮崎さんとは、美術鑑賞で訪れていた2013年の神戸ビエンナーレで知り合って以来、同施設でコントを披露するなどの付き合い。同施設で年1回、企画展を担当してきた富岡市立美術博物館(群馬県)の稲田智子学芸員(37)が、年齢もキャリアも住まいも違う2人による、独特の化学反応を期待して今回の展覧会を企画したという。

 2人は、稲田さんの出す「心の揺らぎ」「地面に置き去り」といった副題に当惑しながらも、絵画やコラージュ、写真、焼き物などの立体作品を制作。福本さんが「大学時代に封印した」とするトランペットと、数年前に作った段ボールの造形物を組み合わせて記憶を融合させたものや、壁から出たビニールひもが額縁の上を通り、会場をはっているような作品もある。

 直接の打ち合わせは一度もなく、それぞれのイメージで取り組んだ。だが、コロナ禍でも流れる日々や、物理的なつながりを表現するなど、作風は違っても、どこか融和しているように見えるところが興味深い。

 福本さんは「コロナ禍で今までの仕事が減り、自分と向き合う時間が増えた。今回は宮崎さんの胸を借りる形で、何か発露できたと思う」とし、宮崎さんは「合わさったら結構いいやん。けんかするでなく、迎合するでもない空間になった」と応じていた。

 正午~午後7時(10日は午後5時まで)。プラネットアースTEL050・3716・3540

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