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発生から丸11年となった事件の現場には、花や清涼飲料水が手向けられていた=神戸市北区筑紫が丘4
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発生から丸11年となった事件の現場には、花や清涼飲料水が手向けられていた=神戸市北区筑紫が丘4
堤将太さん
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堤将太さん

 神戸市北区筑紫が丘4の路上で高校2年の堤将太さん=当時(16)=が刺殺された事件から、4日で丸11年となった。「容疑者が捕まってほっとした」。「本人が帰ってこないことには変わりない」。容疑者の逮捕後初めての命日を迎えるに当たり、ビラ配りに参加した友人や現場周辺の住民らが胸の内を明かした。(大橋凜太郎、丸山桃奈)

 事件は2010年10月4日夜に発生。県警などによると、堤さんは知人の中学3年の女子生徒と自動販売機の前に座って会話をしていたところ、無言で近づいてきた男に刺されたという。21年8月、当時17歳のパート従業員の男=愛知県豊山町=が殺人容疑で逮捕された。

 中学、高校の同級生だった男性(28)=北区=は事件後、喪失感でふさぎ込んだが、数年後から情報提供を呼び掛けるビラ配りに参加した。「本人が帰ってこないことには変わりない。でも(容疑者が逮捕されたことで)今年は、精神的には少し楽」と言葉を絞り出した。今は、容疑者に関するニュースの続報を待つ。「これからちゃんと、事件の全容が解明されるか気がかり」と話した。

 現場近くに住む赤尾典昭さん(53)は、「容疑者が捕まったことに対する安心感はある」とうなずく。事件発生当日の夜は、猫と散歩中に不審な男とすれ違ったといい、「近くにずっと犯人が潜んでいるのではという不安がずっとあった」と、未解決のまま過ぎた10年間を振り返った。

 事件発生当時、筑紫が丘自治会の会長だった松田靖彦さん(89)も「容疑者が捕まってほっとしている、ということに尽きる」と話す。「早く裁判で決着がついてほしい。法で裁かれたとしても、将太君は戻ってこないけれど」と事件現場を見つめていた。

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