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姫路独協大学副学長・道谷卓さん
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姫路独協大学副学長・道谷卓さん

 大学生に刑事訴訟法を教える傍ら、区役所の依頼で郷土史の本を執筆する。大学の副学長でもあり、自身が暮らす神戸・東灘にある神戸深江生活文化史料館の副館長でもある。「二足のわらじってよく言われますよ」と笑う。

 歴史に興味を抱いたのは小学生のとき。テレビ番組や伝記本を通じて水戸黄門(徳川光圀(みつくに))が大好きになった。御影高校では部活動で歴史を研究。史料や文献を読み解き、先人の歩みを知る面白さに没頭した。

 一方で、小さな頃からの夢は弁護士だった。進むべき大学は法学部か文学部か。迷った結果、選んだのは法律の道だった。

 「歴史が好きだったからなんです。好きなことを職業にすると、しんどいときも逃げられない。だから歴史は一生楽しもうと思いました」

 司法試験の壁は厚かったが、指導者の勧めで研究者になる道を選択。刑事訴訟法の中でも、公訴時効をテーマに研究を続ける。2010年、殺人などの時効を廃止する法改正がなされた際はメディアから引っ張りだこになった。

 一方、湊川神社が徳川光圀と関係が深いことを知ってこちらも研究。郷土史に深くのめり込んだ。

 「二足のわらじ」をはいて、もう30年以上がたつが、どちらの活動もつらいと思ったことはないという。研究を続ける中で、法律と歴史という両学問に、実は共通項があることに気が付いた。

 「しっかりとした証拠(発掘物)や証言(文献)を基に、過去の事実を明らかにする。学問的手法は同じなんですよね。だから長い間続けてこられたのかな」

 しばらくは、どちらのわらじも脱げそうにない。(安福直剛)

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