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対面で行われた生徒生活体験発表の神戸地区大会=神戸工科高校
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対面で行われた生徒生活体験発表の神戸地区大会=神戸工科高校

 定時制や通信制高校の生徒が、学校生活や日々の暮らしでの経験、そこから得た気付きなどを話す第71回兵庫県高校定時制通信制生徒生活体験発表(神戸新聞社など後援)の神戸地区大会が10日夜、神戸工科高校で開催された。市内7校から13人が出場し、日頃の悩みや、自らの成長につながった出会いへの感謝を、みずみずしく語った。(斎藤 誉)

 大会は毎年開催。昨年はコロナ禍のためオンラインで行われたが、今年はスピーチで使うマイクをその都度交換するなど感染対策を施し、来場者を絞って対面で開いた。

 最優秀賞に選ばれた摩耶兵庫高校4年の梯(かけはし)翼さん(18)は「今までとこれから」と題して話した。

 梯さんは生まれつき、半身に軽度のまひがあり、小学校では他の子と活動する際「お前と一緒は嫌だ」と言われたこともあったという。「だからこそ、まひのことを感じさせないように、今まで以上に頑張ろうと考えた」

 しかし中学校に進むと難しいことが多く、劣等感にさいなまれた。まひを相談できる相手もおらず、次第に引きこもりがちになったという。

 心配した学校の先生から、適応指導教室を紹介されたのが転機となった。そこには、梯さんより重度のまひがありながら、まひを感じさせない人がいた。「まひがあっても普通に生活ができる、と思えるようになった」

 定時制高校に進み、4年間で自分を変えようと決心した。「自分で心に壁を作らない。また、まひを自身で認めるよう努力する」。同級生らにも積極的に話し掛け、深い話ができる友人ができたという。

 残りの高校生活は半年。「誰かに助けてもらった分、誰かを助け、今までの感謝を伝えられるように頑張ります」と締めくくった。

 梯さんと優秀賞のグエン・マン・ニイさん(長田商2年)、好井美幸さん(摩耶兵庫3年)は、来月9日に予定される県大会に出場する。

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