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今春オープンした「ことばの道」の新施設=神戸市須磨区高倉台6
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今春オープンした「ことばの道」の新施設=神戸市須磨区高倉台6
遊びながら数を数えたり色を覚えたりする児童発達支援=神戸市須磨区高倉台6
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遊びながら数を数えたり色を覚えたりする児童発達支援=神戸市須磨区高倉台6
就労継続支援B型。コーヒー豆を選別する利用者ら=神戸市須磨区高倉台6
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就労継続支援B型。コーヒー豆を選別する利用者ら=神戸市須磨区高倉台6

 失語症の人などを対象に専門のデイサービスを提供してきた一般社団法人「ことばの道」が今春、神戸市須磨区高倉台6に新施設をオープンした。リハビリ後に働くことができる「就労継続支援B型」と、対象を子どもに広げた「児童支援」を新たに併設。幅広い世代に対応した多機能型施設だ。(小野萌海)

 失語症は脳卒中や事故の後遺症などで脳の言語中枢が傷つき、読み書きや会話が困難になる障害。同法人は2008年、リハビリ施設を同区北落合2に開き、デイサービスを行ってきた。

 同法人によると、失語症の患者は意思疎通が難しく、体が自由に動かせない人も多いことなどから、働ける場が少なかったという。また、子どもの言葉の遅れなどの相談も多く寄せられていたこともあり、支援対象を幼児まで広げて、施設を移転。定員も増やした。

 就労継続支援B型では、コーヒー豆の選別やパッキングに取り組む。落ち着いた雰囲気の中、利用者は時に声を掛け合いながら作業していた。利用者の宮原隆朗(たかあき)さん(47)は「少しずつ作業が早くなってきたと感じる。信頼できるスタッフばかりで居心地がいい」とにこやか。

 児童支援は44人が利用。未就学児向けのクラスでは、カードやブロックで遊びながら語彙(ごい)を増やしていく。週2回通う安居夏那(なな)ちゃん(5)は、「リンゴ」などの絵が描かれたカードを見て復唱したり、食べるまねをしたり。跳躍器具では「1、2、3」と数えながらジャンプするなど終始笑顔だった。母由衣さん(36)は「子どもに合った遊びで言葉を引き出してくれ、本人も楽しんで通っている。以前よりも発音がよくなって言葉の数も増え、話が伝わりやすくなった」と話す。

 同法人の言語聴覚士、安居和輝さん(33)は「お年寄りから子どもまで世代を超えたかかわりが生まれる場にしていきたい」と意気込む。今後は子ども食堂などを通じて地域の人にも開かれた場所として展開していくという。ことばの道TEL078・737・6565

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