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神明HD、東京の青果卸と提携 業界3位の規模に

2020.12.04
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提携を発表する神明HDの藤尾益雄社長(右)と東京中央青果の鈴木敏行社長=神戸市中央区栄町通6

提携を発表する神明HDの藤尾益雄社長(右)と東京中央青果の鈴木敏行社長=神戸市中央区栄町通6

資本業務提携を結んだ神明HDの藤尾益雄社長(右)と東京中央青果の鈴木敏行社長(中央)ら=神戸市中央区栄町通6

資本業務提携を結んだ神明HDの藤尾益雄社長(右)と東京中央青果の鈴木敏行社長(中央)ら=神戸市中央区栄町通6

 コメ卸最大手の神明ホールディングス(HD、神戸市中央区)は4日、青果卸の東京中央青果(東京)と資本業務提携を結んだと発表した。2021年3月までに発行済み株式の約30%の取得を目指す。取得予定額は約15億円。

 同社は子会社の東京シティ青果を通じ、東京・豊洲市場などで青果の荷受けを手掛ける。東京シティの20年3月期の売上高は約820億円と青果卸4位。

 神明HDは、同16位の東果大阪(大阪市)のほか、岡山と千葉に同業2社を傘下に持ち、3社の売上高は計約470億円。東京中央青果との提携で業界3位の規模となり、東阪の二大都市圏をまたぐ初の青果卸グループになるという。

 西日本に強い神明HDと関東や東北を地盤とする東京中央青果が、集荷や販売で相互に補完。長距離輸送のコスト高や労務管理が課題となる中、東西の卸売市場間で海運や鉄道輸送も視野に入れる。

 この日、神戸市内で会見した神明HDの藤尾益雄社長は「国内青果市場は3兆円とコメの2倍。日本の農業を守るため、コメの消費減退に歯止めをかけるのはもちろん、青果の取り扱いにも力を入れたい」と話した。(山路 進)