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臨時病棟の意義について話す富井啓介副院長=神戸市中央区港島南町2
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臨時病棟の意義について話す富井啓介副院長=神戸市中央区港島南町2

  神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区港島南町2)に、新型コロナウイルスの重症者対応などをする臨時病棟が建設された。同病棟の管理責任者に就いた富井啓介副院長(感染管理担当)が、神戸新聞のインタビューに応じ、「第1波の反省を踏まえ、動線もスタッフも可能な限り分離した。病床も一定数確保したので、よほどのことがない限り、やりくりできると思う」と話した。主なやりとりは次の通り。(聞き手・霍見真一郎)

 -臨時病棟の構造は。

 「人工呼吸器が必要なコロナ重症者用を7室7床、検査中の疑い患者用を7室7床、コロナ中等症用を7室22床と、三つのエリアがある。全室が外に空気が流れ出ない陰圧管理となっている。重症者用は『感染第1波』のとき、人工呼吸器管理を同時にした最大値が7人だったことを根拠とした。また、1時間程度でPCR検査ができる機械を導入したため、迅速に患者を振り分けることができ、重症者が万一7人を超えても、感染疑いのある患者用を転用することを想定している」

 -スタッフは。

 「本館と兼務する医師も一部いるが、集中治療医と看護師は、臨時病棟専門のスタッフを置く。すべて専門スタッフにできれば良かったが、ほかの病院から人的補充がほとんどできない中、兼務する医師をなくすと本館機能を縮小せざるをえない。通常時、集中治療医は約10人、看護師は約50人で当番体制を組む。感染者が増加した場合は、スタッフを増やすことも視野に入れている」

 -設備などの特徴は。

 「家族が面会できないことを想定し、各部屋の天井にカメラを設置し、モニターを介して会話もできるようにした。床ずれ防止や治療のため、感染防護して患者の体を動かすのに苦労した経験を踏まえ、電動で傾けられるベッドも用意した。来年早々には、本館のコンピューター断層撮影装置(CT)を更新する計画に合わせ、古いCTを臨時病棟専用にする計画もある」

 -課題は。

 「懸念は、重症者数が想定以上に増えた際に、ベッドはあってもスタッフが足りないという事態になることだ。最悪の場合は、本館の機能を一部止めて運用するしかないと思う」

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