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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は22日、県立西宮病院(西宮市)と県立尼崎総合医療センター(尼崎市)で、コンピューター断層撮影装置(CT)の検査画像の確認を怠り、患者2人のがんを見落としたと発表した。2人ともがんが悪化し、手術ができない状態になるなど治療が遅れた。西宮病院の男性患者は、見落としとの因果関係は不明だが死亡した。

 県病院局によると、西宮病院は2017年11月、がんの疑いがある70代男性患者の腹部と胸部のCT検査を依頼された放射線科医が、胸部の依頼を見落とした上、部位を示さず「問題なし」との所見を報告書に記入。18年8月にミスが発覚した際、直径6センチだった胸部の腫瘍が12センチに悪化した。男性はその後、脳梗塞を発症し、19年9月に死亡した。遺族とは解決金400万円で和解する見通しという。

 尼崎総合医療センターでは17年9月、十二指腸がんの術後観察をしていた70代男性患者の肺がんを見落とした。今年8月まで約3年間ミスが分からず、初期のステージ1が末期のステージ4に進行した。

 一方、旧県立柏原病院(現丹波医療センター)で17年5月、60代女性の肺がんを見逃した問題では、1050万円で和解する見通しを明らかにした。

 県は再発防止に向け、画像の未確認をパソコンに通知するシステムの導入を進めている。(藤井伸哉)

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