笑福亭松喬(しょきょう)一門会が12月26日、兵庫県西宮市鳴尾町3の西宮能楽堂で開かれる。西宮市在住の松喬さんは「新型コロナで最悪の一年だったけれど、前向きになれる一門会になれば」と話す。
西宮市文化振興財団の「ホール等実演芸術公演サポート事業」の採択公演として開催される。
松喬さんによると、新型コロナの影響で寄席は軒並み中止に。今は再開しているが、来場者がマスク姿で笑い声が6割ほどしか聞こえず、はなし家たちも「練習はできているけれど、試合勘が鈍っている感じ」という。
能舞台での上演は「背筋が伸びる」とする。年末に高座を楽しみつつ、市民に西宮能楽堂を知ってもらい、西宮市を盛り上げようと企画した。新型コロナ対策として、来場者にマスク着用や検温、消毒を求める。
笑福亭喬介さん、喬若さんも出演し、前座は喬龍さんが務める。木戸銭3千円。未就学児は入場できない。事前予約が必要で、先着100席。問い合わせと申し込みは、メール(syokyo44@goo.jp)で。(中川 恵)
