兵庫県芦屋市は20日、市北部の芦屋市霊園(同市剱谷、朝日ケ丘町)に来年6月に完成する「合葬式墓地」について、使用料を一体につき10万円からとし、来年7月をめどに申し込みを受け付けると発表した。
合葬式墓地は一つの墓に多くの遺骨を共同で埋葬する。核家族化などで墓の継承が難しくなる中で需要が高まっているという。
芦屋市の埋葬方法は合葬室に埋葬する直接合葬方式(一体につき10万円、4500体分埋葬可)と安置室を経由する安置後合葬方式(一体につき20万円、800体分安置可)の2種類。対象者の居住年数や年齢といった要件は今後決めるとしている。
24日から始まる市議会定例会に霊園の使用に関する条例改正案を提出する。他にも、新型コロナウイルス感染対策など約1億7千万円を追加する2020年度一般会計補正予算案など計9件を審議する。(名倉あかり)
