兵庫県西宮市鳴尾浜3のコープこうべの関連会社「協同食品センター」で、正月の食卓に欠かせないカズノコの出荷がピークを迎えている。例年通り年末までに170万本以上が京阪神を中心に出荷される。
コープこうべは1970年ごろから、薬剤を使わない無漂白カズノコの開発に取り組んでおり、カナダで水揚げされたニシンの卵を厳選して輸入。食べた時に隣の人に音が聞こえるほどこりこりとした食感を楽しむことができるという。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で漁獲量が減り、苦しい状況が続いているが、正月を家で過ごす予定の人が増え、宅配用の注文は例年より多いという。19日も作業員約20人が手作業で皮などを丁寧に取り除いていた。
塩カズノコは100グラム1480円から。コープこうべくらしの情報センターTEL0120・44・3100
(村上貴浩)
