兵庫県尼崎市杭瀬南新町3の小田南公園にあるイチョウ並木。約300メートルの園路を両側から覆う姿は、黄色いトンネルのよう。風が吹くと扇形の葉が舞い、陽光に透けてきらきら光る。
公園を管理するパークマネジメント尼崎によると、公園の北側を中心に約150本が並ぶ。今年は例年より2週間ほど色づきが遅く、担当者は「今週が見頃のピークでは」とする。
並木沿いのベンチでは、お年寄りがくつろぎ、子どもたちは落ち葉の“じゅうたん”ではしゃぐ。市内に住む男性(75)は娘(48)と訪れ「黄一色に染まる様子が圧巻で、毎秋の楽しみです」と見とれていた。(大田将之)
