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植樹したフジバカマに止まるアサギマダラ=尼崎市扇町(提供)
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植樹したフジバカマに止まるアサギマダラ=尼崎市扇町(提供)
大きく育ったフジバカマの花
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大きく育ったフジバカマの花

 兵庫県尼崎市扇町の工業地帯にある都市公園「尼崎の森中央緑地」の庭園に10月、長距離の「渡り」をすることで有名な大型のチョウ、アサギマダラの飛来が初めて確認された。県レッドデータブックで「絶滅の危機に瀕(ひん)している」とされるAランクのフジバカマを植えたことがきっかけで、思わぬ吉報に関係者らは「感慨深い」と喜びの声を上げている。(風斗雅博)

 アサギマダラはタテハチョウ科。淡い水色でまだら模様の羽を持ち、ふわふわとした飛び方が特徴とされる。最長で数千キロを渡るとも言われ「旅するチョウ」として知られる。

 同緑地は100年かけた臨海部の森作りを目指し、県などが整備を進める。飛来したのは猪名川、武庫川流域の在来種約100種類でつくる庭園「ゐなの花野」。アサギマダラを呼び込もうと、秋の七草の一つ「フジバカマ」の栽培を計画し、加古川流域の種から育てた苗を兵庫県立大の服部保名誉教授から譲り受け、今年5月から約3平方メートルの花壇で育ててきた。

 今月6日、その中にアサギマダラ2匹が蜜を吸ったり周囲を飛び回ったりしているところを、尼崎の森中央緑地パークセンターのスタッフが確認したという。

 センターの生物多様性チーフコーディネーター、石丸京子さんは「植物は人間の手で作っていくが、生物はすみ着くのを待っている状況なのでとてもうれしい。尼崎の埋め立て地に着実に自然が集まってきていると実感している」と話した。

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