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イモのつるを収穫する地域ボランティアら=尼崎市常吉2
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イモのつるを収穫する地域ボランティアら=尼崎市常吉2
つるから茎を選別する=尼崎市常吉2
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つるから茎を選別する=尼崎市常吉2
茎を佃煮として商品化した「尼いものつるの炊いたん」(尼崎市商工会議所提供)
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茎を佃煮として商品化した「尼いものつるの炊いたん」(尼崎市商工会議所提供)

 ほかほかのご飯によく合う佃(つくだ)煮をたくさんの人に食べてもらおうと、兵庫県尼崎市の伝統野菜「尼イモ」のつるの収穫が同市常吉2の畑であった。商工会議所が中心になって茎の部分を調理し「尼いものつるの炊いたん」の商品名で販売している。地元住民や市職員ら20人がつるを約65キロ分摘み取り、おいしそうな茎を選別していった。

 尼崎市の伝統野菜である尼イモは、江戸時代後期から昭和20年代まで市南部の臨海部で栽培されていた。1950(昭和25)年の台風被害などで栽培が途絶えたが、2003年ごろに市民らの手で復活した。

 つるはイモを収穫する際に捨てていたが、かつて調理していたとされる佃煮にしたところ、これが評判に。2012年に商工会議所が市内の食品会社「小倉屋居内」(崇徳院2)と協力して商品化し、だしが効いて懐かしい味と人気だ。

 参加者は全員、「尼藷(いも)栽培援農(えんのう)ボランティア」のメンバー。午前9時半、普段から栽培する畑に集合し、約400平方メートルいっぱいに伸びたつるを黙々と切り取り、茎部分を5センチほどに素早くカットしていった。

 「こつさえ分かればすぐにできる。太い茎の方が食感がおいしい」と参加した女性。収穫した茎は全て「小倉屋居内」に運ばれて調理される。

 25年前から地域ボランティアとして栽培に携わる本坂博愼さん(80)は「種イモから時間をかけ、丹精して育てている。新型コロナウイルスで大変な状況だが、いろんな人に知ってもらって食べてほしい」と話した。

 佃煮は主に阪神尼崎駅前にある観光案内所で販売している。今年はコロナ禍で販売数が約3割減っているため、収穫量も例年の約270キロから約190キロに減らすという。(村上貴浩)

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