阪神

  • 印刷
新型コロナウイルスで活動の場を失った市民らを支援するイベント開催に向け、クラウドファンディングを呼び掛ける大原智さん=伊丹市中央3
拡大
新型コロナウイルスで活動の場を失った市民らを支援するイベント開催に向け、クラウドファンディングを呼び掛ける大原智さん=伊丹市中央3

 兵庫県伊丹市で毎年夏に催され、関西最大級の無料野外フェスとして人気を集める「伊丹グリーン・ジャム」が、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になった。その代替イベントを、実行委員会が今月下旬に計画する。プロミュージシャンらが参加する例年とは異なり、地元の学生らによる演奏やダンスの披露が中心。会場も分散させる。「地域の人たちに表現の場を提供し、それを多くの人に楽しんでもらいたい」として、運営資金をクラウドファンディングで集めている。(久保田麻依子)

 代替イベント「ITAMI CITY JAM」は27日に市内3会場で予定。ステージイベントや屋台、アート作品の展示、スケートボードの体験コーナーなどを設ける。国や県の感染症対策指針に沿った予防策を行い、入場制限なども検討する。後日、動画サイトで配信する予定という。

 人気フェス、グリーン・ジャムは2014年から、同市の昆陽池公園で開催している。市民手作りの野外音楽フェスとして注目され、真心ブラザーズやスチャダラパー、PUFFYなど有名アーティストが参加。昨年は約2万5千人が来場したが、今年は新型コロナの影響で開催を断念した。

 ただ、緊急事態宣言が発令された4~5月ごろから、実行委に「子どもの吹奏楽の発表の場をつくってくれないか」といったメールや問い合わせが10件以上相次いだ。これを受け、実行委はグリーン・ジャムに代わる催しを模索。県の感染症対策本部などと相談し、規模を大幅に縮小した形での開催を決めた。

 直面したのが、資金難だ。新型コロナの影響で、企業協賛は例年の1~2割程度にとどまった。そこで8月中旬からクラウドファンディングを実施。ステージの運営費やイベントの保険料など150万円を目標に寄付を呼び掛けている。専用サイトで千~10万円の寄付を選べば、リターン(返礼)として限定Tシャツのプレゼントなどがある。2週間ほどで目標額の3割近くが集まったという。

 実行委代表の大原智さん(36)=同市=は「これまで開催してきたフェスとは全く違うプログラム。コロナ禍でのイベント開催に賛否はあるが、発表の場がなくなった子どもたちにとってはこの機会が大きな糧になると期待している」と力を込めた。クラウドファンディングの詳細は同イベントのホームページから。

【記事特集リンク】新型コロナウイルス

阪神の最新
もっと見る

天気(10月27日)

  • 21℃
  • 13℃
  • 0%

  • 21℃
  • 7℃
  • 0%

  • 22℃
  • 11℃
  • 0%

  • 23℃
  • 9℃
  • 0%

お知らせ