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教材「逃げキッド」のマイ・タイムライン
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教材「逃げキッド」のマイ・タイムライン
住民がマイ・タイムラインの作成方法を学んだ講習会=9月、加古川市加古川町友沢、市防災センター
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住民がマイ・タイムラインの作成方法を学んだ講習会=9月、加古川市加古川町友沢、市防災センター

 台風の接近などを想定し、一人一人が取るべき防災行動を時系列に整理しておく「マイ・タイムライン」への関心が高まっている。行政から発信される防災情報の意味を知り、水害の前に落ち着いて具体的にどう行動するかを考えてもらうのが狙いだ。兵庫県内でも作成の指導に当たるリーダー役を育てようと、ハザードマップなどを活用したワークショップが始まっている。

 マイ・タイムラインは2015年の関東・東北豪雨で茨城県常総市の鬼怒川堤防が決壊し、多くの人が逃げ遅れたことを教訓に、国土交通省が作成を推奨している。鬼怒川を管理する同省下館河川事務所(同県筑西市)によると、今年3月までに流域の住民約2万2千人が作成。サポートする「リーダー」には約280人が認定されたという。

 9月下旬、同省姫路河川国道事務所が加古川市でマイ・タイムラインの講習会を開いた。小中学生向けに下館河川事務所が開発した教材「逃げキッド」を使い、気象予報士の岩谷忠幸さんが町内会長ら約40人に手ほどきした。

 「地震と違って、台風はこの先起こり得ることがある程度予測できる。『まさか』ではなく『もしかすると』と考えて」と岩谷さん。参加者はハザードマップを手に避難場所や避難のタイミングを話し合い、約2時間かけて作成した。

 同市の女性(67)は町内会の仲間5人と参加。最寄りの指定避難所の小学校よりも徒歩20分の距離にある公民館の方が高い位置にあり、浸水リスクが低いことを知った。女性は「手を動かすと記憶に残りやすい。ハザードマップで自分の家のリスクを確かめるきっかけにもなる」と話した。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年は講習会の開催が減っているものの、兵庫県内でも普及を図る動きが見られる。

 9月に6年ぶりに市の防災マップを改訂した加古川市は「新しいハザードマップを生かし、住民が一人一人に合った避難計画を立てられるようワークショップを続けたい」とする。

 小野市は6月に改訂した防災マップに、質問に答えながら簡易的なマイ・タイムラインを記入する仕掛けを取り入れた。

 逃げキッドは下館河川事務所のサイトからダウンロードして印刷でき、動画投稿サイト「ユーチューブ」で解説ガイドも見られる。(竹本拓也)

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