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丹波豪雨

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基礎部分の土が流され、室内にも土砂が流入して住めなくなった住宅=丹波市市島町上鴨阪
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基礎部分の土が流され、室内にも土砂が流入して住めなくなった住宅=丹波市市島町上鴨阪

基礎部分の土が流され、室内にも土砂が流入して住めなくなった住宅=丹波市市島町上鴨阪

基礎部分の土が流され、室内にも土砂が流入して住めなくなった住宅=丹波市市島町上鴨阪

 兵庫県丹波市に大きな被害をもたらした8月の豪雨から、17日で3カ月になる。土砂崩れなどが発生した地域では、徐々に元の暮らしを取り戻しつつあるが、再発への不安や資金面の問題などから住宅再建のめどが立たない被災者も。焦りや苦悩の色は日増しに濃くなっている。(森 信弘)

 丹波市によると、被災した住宅は全壊18戸などの約千戸。42世帯119人が、家賃が一時免除される制度を利用して公営住宅で暮らしている。

 甚大な被害が出た丹波市市島町徳尾の谷上自治会地区(38戸)。窓が外れたり、周囲にブルーシートを張ったりした家が目立つ。日が落ちると、辺りは真っ暗になる。

 市の工程表では、崩れた山腹や河川の本復旧工事の開始は来年1月。同地区で修理を始めた家はまだあまりないといい、自身も妻、母と3人で市島町内の市営住宅で仮住まいする自治会長(64)は「工事が完了しても怖いという声を聞く。戻りたくても、迷っている人が多いと思う」と話す。

 家の修理が進まないのは資金面の問題も大きい。高齢者の多い同地区は、大半の世帯が年金生活だという。自治会長は「家を直すのには1千万円以上かかるケースが多い。ローンも簡単には組めない」と漏らす。

 同町上鴨阪の鴨阪自治会地区では、多くの家や畑に土砂が流れ込んだ。高齢の両親と暮らす男性(50)は昨年リフォームした住宅が全壊。基礎部分の土が流出し、室内には今も土砂が積もったままだ。

 修理をあきらめ、年内に解体を予定している。「この場所は危ないし、現在の国や市からの支援では新しい家は建てられない。公営住宅などで暮らすしかないと思う」と肩を落とした。

2014/11/17
 

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