連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

丹波豪雨

  • 印刷

 兵庫県丹波市を襲った集中豪雨は、企業の生産活動にも打撃を与えている。同市商工会によると工場や商店など、19日現在で96件の被害が確認された。銘酒「小鼓」の蔵元、西山酒造場(同市市島町)では醸造蔵などが床上浸水し、醸造がストップ。また装置や製品が水没し、再開のめどが立たない部品メーカーも。製品の納入が遅れるなど地域経済への影響は深刻だ。

 同商工会によると、市島、春日、氷上3地区で事業所の浸水被害が目立ち「全体状況はかなりひどい」。

 西山酒造場では醸造蔵や瓶詰め工場など10棟が床上浸水し、国の登録有形文化財の1棟が床下浸水だった。醸造中の1・5トンタンク1基や瓶詰めする機械が使用不能になり、さらに清酒など2万本が水に漬かって出荷できなくなった。

 ただ、2004年の台風23号による浸水被害を教訓に対策を実施。精米の一部を外部に委託したり、酒米を少量ずつ仕入れたりしていた。西山周三社長(41)は「建物内の清掃と消毒を繰り返し、早ければ10日後にも醸造を再開したい」と話す。

 三菱電機子会社メルコパワーデバイス(丹波市氷上町)市島工場では、近くの川が氾濫。工場は1・2メートルの高さまで浸水し、太陽光パネルや風力発電向けの半導体を生産する装置や出荷前の製品が水没した。復旧に全力を挙げているが、水と電気が止まっているため、泥も流せない状況だ。「災害前の生産レベルに戻すめどは全く立たない。サプライチェーン(部品の調達・供給網)への影響は避けられない」という。

 自動車用エンジン部品製造の協和樹脂工業(同市春日町)本社工場でも建屋の半分以上が30センチまで浸水。加工装置が泥をかぶった。「今月中には元通りの操業に戻したい」と懸命の復旧作業が続く。(高見雄樹、井垣和子)

2014/8/20

天気(12月5日)

  • 15℃
  • 7℃
  • 10%

  • 14℃
  • 3℃
  • 30%

  • 16℃
  • 6℃
  • 0%

  • 16℃
  • 4℃
  • 10%

お知らせ