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2年ぶりに街に繰り出した2基の布団太鼓=明石市岬町
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2年ぶりに街に繰り出した2基の布団太鼓=明石市岬町

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫県明石市内で秋祭りが中止される中、布団太鼓が2年連続で見られないのは寂しいと、伊弉冊(いざなみ)神社(岬町)と岩屋神社(材木町)の氏子が10日、2基の布団太鼓を引いて街中へ繰り出した。太鼓の音を聞きつけて沿道住民も窓から顔をのぞかせ、久しぶりに見る雄姿に目を細めた。(有冨晴貴)

 伊弉冊神社の秋祭りは、神輿(みこし)を漁船に載せ、明石沖で豊漁と海の安全を祈る「神輿海上渡御(とぎょ)」で知られる。例年2基の布団太鼓が氏子地区を巡行し、同神社で練り合わせを披露する。他方、岩屋神社の布団太鼓は5年前の2016年に復活。以来、秋祭りでは魚の棚商店街など明石駅近辺を練り歩いている。

 新型コロナの影響で、両神社の秋祭りも2年続けて中止となり、神事のみ行うことが決定。そんな中、9月に岩屋神社布団太鼓保存会から「わずかな時間でも太鼓を出せないか」と、虫干しを兼ねて氏子地区内の市指定文化財「旧波門崎燈籠堂(はとさきとうろうどう)」まで行く案が浮上。これに伊弉冊神社の氏子が賛同し、そろって街に繰り出すことになった。

 この日は、午後1時に岩屋神社から布団太鼓が出発。伊弉冊神社前で合流し、例年通りに金具や水引幕などが飾り付けられた2基を計50人の氏子らが引いて街中を進んだ。2年ぶりに響く太鼓の音に住民も驚いたように顔を出し、スマホを向ける光景も見られた。

 岩屋神社の布団太鼓の乗り子を務めた清水美海(みう)さん(18)は「中は暑いし、手にまめはできるし大変だけど、みんなで楽しめる場なので来年こそしっかりと巡行したい」。伊弉冊神社の責任役員松本晴義さん(70)は「2年連続の全面中止を避けられて良かった。来年こそ地域の皆さんに、大々的にお披露目できれば」と話していた。

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