正平調

時計2020/10/18

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「ご飯論法」という絶妙な命名があった。名づけたのは法政大教授の上西充子(みつこ)さんらで、皮肉られたのは当時は厚生労働大臣だった加藤官房長官◆何かとはぐらかしが目立ったから、この名称がついた。「朝ご飯は食べましたか」と問われ、「ご飯は食べませんでした」と答えるようなものだと。食べたのはパンだから、うそではないというオチである◆加藤さんの流儀かと思ったら、どうも違う。日本学術会議の任命拒否問題を巡り、自民党がはぐらかし論法を始めた。6人の任命を拒んだ理由は棚に上げ、それより学術会議の在り方に問題ありとおっしゃる◆朝ご飯を食べたかではなく、ご飯の味が…と論点を変えて追及をかわそうとしている。学術会議に疑問があるというなら、任命拒否の問題をきちんと解決してから議論をしたらいい。何と見えすいたやり方だろう◆「塩を運んでいるロバ」というイソップのお話がある。塩を運んでいたら川に落ち、塩が水に溶けて荷が軽くなった。これはいいと思って、海綿を運んでいるときにも川に落ちてみた。すると水を吸った海綿があまりに重く、今度は立てなくなって…◆はぐらかし、論点ずらし。いつもうまくいくとは限らない。背負うのは、水を含むと立てない海綿かもしれぬ。2020・10・18

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