正平調

時計2020/08/21

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結婚は、条件が十あるうち一つでも相手に良いところがあればやっていける。ただし、一つでも絶対に駄目だということがあったら難しい。母がそう語っていたとエッセイスト、遠藤展子(のぶこ)さんの著「藤沢周平 父の周辺」にある◆ふーん…とうなずいたところでもう遅いという方もあるやもしれぬ。話を変えて、政党の場合はどうかしら。野党の立憲民主党と国民民主党の“縁談”がまとまり、9月にも合流新党が結成される運びとなった◆あれが駄目だ、これが気にくわないともめ倒したが「良いところもあるじゃない」と手を結び、無所属を含めて衆参140人超が参加の見込みという。大きな塊となって政府与党に挑む、これ一つの良いところ◆とはいえ、せっかくの新党話がどうも熱気に欠けるのは、有権者にとっての良いところがまだ見通せないからだろう。「この新党は1年後もあるの?」とまず疑うほど野党の離合集散には誰も飽き飽きしている◆〈結婚したまえ、君は悔いるだろう/結婚しないでいたまえ、君は悔いるだろう〉とは哲学者キルケゴールの言葉だそうだが、いずれにせよ後悔は期待の裏返しでもある。期待されないほど、寂しいことはない◆幾多の「がっかり」を糧にそろそろ「しっかり」の新党を望む。2020・8・21

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